EclipseでXML文書の不備を発見するJavaTips 〜Eclipse活用編

» 2004年02月03日 10時00分 公開
[山田祥寛@IT]

 「DTD/XMLスキーマを持ったXML文書を編集する」でもご紹介したように、プラグイン「XMLBuddy」を利用することで、web.xmlやserver.xmlのようなXML文書を簡単に編集することが可能になります。

 しかし、XMLBuddyの機能はそれだけではありません。XMLBuddy以外で作成したXML文書をあらためて検証する場合にも、XMLBuddyの検証機能を利用することで簡単にXML文書の妥当性をチェックすることができます。

操作手順

(1)「XMLBuddy」プラグインを入手する

 「XMLBuddy」プラグインのインストール方法については、「DTD/XMLスキーマを持ったXML文書を編集する」を参照してください。

(2)XML文書の検証を行う

 「XMLBuddy」エディタでXML文書を開くと、メニューバーに[XML]が現れます。その配下の[Validate]を選択してください。XML文書に不備がある場合には、以下のようなメッセージが画面下部の[タスク]に表示されます。

[タスク]にXML文書の不備を指摘するコメントが表示される [タスク]にXML文書の不備を指摘するコメントが表示される (クリックすると拡大します)

 [タスク]の該当個所をダブルクリックすると、エディタ上のエラー個所にカーソルが移動するので、メッセージに従って修正を行います。修正後は、[XML]-[Clear Validate]でいったん検証結果をクリアした後、再度、[Validate]を行います。[タスク]に新たなエラーが表示されなければ、XML文書は「妥当(Valid)である」ことになります。

(4)「XMLBuddy」プラグインのその他の機能を試す

 「XMLBuddy」プラグインの機能は、それだけではありません。例えば、XML文書全体を選択し、メニューバーより[XML]→[Format]を選択してみましょう。適切なインデントなどが付いた形に、XML文書が整形されます。

 また、DTD生成機能もなかなか有効です。メニューバーより[XML]→[Generate DTD]をクリックすることで、現在のXML文書を表現するDTDを自動的に生成することができます。すでにDTDを持つXML文書では(もちろん)不要ですが、自分で定義したXML文書に対してDTDを定義したいという場合には、一から記述する必要もなく、非常に便利な機能であるといえるでしょう。

[XML]→[Generate DTD]で自動生成されたDTD [XML]→[Generate DTD]で自動生成されたDTD (クリックすると拡大します)

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