Web APIとは、ネットワーク経由で呼び出し可能なサービスのことです。例えば、オークションWeb APIを利用することで、「ヤフオク!(Yahoo! オークション)」に出品されている商品情報をはじめ、出品者情報、カテゴリ情報などにアクセスできるようになります。昨今では、様々なサービスがWeb APIとして公開されており、これらを活用することでプログラミングの幅もグンと広がります。

 ここで作成するのは、特定のキーワードでヤフオク! に出品中の商品を検索し、一覧表示するマクロです(図1)。Excelの機能を使えば、現在価格、入札終了時刻などでソートもできますので、商品の比較検討にも便利です。

図1●指定のキーワードで出品中の商品情報を検索
図1●指定のキーワードで出品中の商品情報を検索
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オークションWeb APIを利用する準備

 オークションWeb APIを利用するには、アプリケーションIDが必要です。Yahoo! デベロッパーネットワークの「アプリケーション情報の入力」画面で必要な項目を入力してください(図2)。「アプリケーションの種類」は、今回はExcelからの利用なので「クライアントサイド」を選択します。「確認」ボタンをクリックすると、「入力内容の確認」画面に続いて、「登録完了」画面が表示されますので、アプリケーションIDを控えておきます。なお、アプリケーションIDの取得にはYahoo! JAPAN IDが必要です。

図2●アプリケーションIDの登録
図2●アプリケーションIDの登録
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