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まるごとサーバサイドJava
JDeveloperで学ぶJSF入門

第7回:コマンドボタンの配置と結果出力ページの作成

著者:WINGSプロジェクト  佐藤治夫(株式会社ビープラウド)、
小泉守義

監修:山田祥寛   2006/8/10
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はじめに

   前回に引き続き、JSFアプリケーションの作成について解説していきます。まずコマンドボタンの配置し、次に出力ページを作成して、最後にページ還移のテストを行います。

コマンドボタンの配置

   「占う」ボタンのためのコマンドボタンを、コンポーネント・パレットより「Command Button」をドラッグして配置します。コマンドボタンのラベルはvalue属性で変更することができます。

   また、ひとまずコマンドボタンをクリックすると結果ページに遷移するよう、action属性を前ステップで設定した遷移ケースIDである「show result」に設定しておきましょう。これは、あとで所定のアクションメソッドが呼び出されるように変更します。

   ここまでの手順でできあがった入力ページ(input.jsp)の外観は、図1のようになります。

入力ページの外観
図1:入力ページの外観

   なお、生成されたJSPドキュメントはリスト1のようになっています。部品とJSFコンポーネントタグが1対1で対応していることに注目してください。

リスト1:input.jsp

(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   <f:selectItem>についてはまだ解説していませんが、これは選択項目を表すJSFコンポーネントタグで、JDeveloperによって選択肢を定義する際に自動的に挿入されるものです。itemLabel属性に選択項目の表示名を、itemValue属性に、その選択項目が選択された際に設定するコンポーネントの値を指定します。なお、<f:selectItem>は、ユーザーに選択を促すコンポーネントの中にしか入れ子にできません。

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著者:WINGSプロジェクト 佐藤治夫(株式会社ビープラウド)、小泉守義 監修:山田祥寛
著者プロフィール
著者:WINGSプロジェクト 佐藤治夫(株式会社ビープラウド)、
小泉守義
監修:山田祥寛

WINGSプロジェクトは、有限会社WINGSプロジェクト(代表取締役山田祥寛)が運営するライティング・チーム。海外記事の翻訳から、主にサーバサイド分野の書籍/雑誌/Web記事の執筆、講演、アプリケーション開発などを幅広く手がける。2006年7月時点での登録メンバーは20名で、現在も一緒に執筆をできる有志を募集中。執筆に興味のある方は、どしどし応募いただきたい。


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