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Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testersを使ってみよう

VSTTのロードテストでパフォーマンスを強化する

Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testersを使ってみよう(2)


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Visual Studio 2005 Team Systemのエディションのうち、Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testers(VSTT)に用意されているロードテスト機能について解説します。マイクロソフトのサンプルアプリケーション「.NET Pet Shop 4.0」に対してロードテストを行う方法の説明を通して、ロードテスト機能を実際に使用するイメージを得ることを目標にしています。

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はじめに

 Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testers(以下、VSTT)には、製品の品質を向上させる上で非常に有効なさまざまなテスト自動化の機能が付属しています。前回の記事、『Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testersを使ってみよう(1)』では、Webテストの作成を行いましたが、今回の記事ではそのWebテストを活用してロードテストを作成する手順、そして、ロードテスト機能の操作方法と効果的な使い方を紹介します。

対象読者

  • .NET Frameworkを利用したWeb開発プロジェクトに携わっている人
  • Visual Studio 2005 Team Systemに興味がある人

必要な環境と準備

 前回の記事に従って、既にセットアップやWebテストの作成などを試している場合は特に準備の必要はありません。次の節に進んでください。以降、必要な環境と準備として説明する内容は前回の記事をご覧いただいていない方が対象となります。

 本稿で解説している内容を実際に試す場合にはいくつかのソフトウェアのインストールが必要となります。方法については、前回の記事の「必要な環境と準備」を参照してください。

 ソフトウェアのインストールなどが終了したらPetShopサンプルアプリケーションが動作するか確認しておいてください(方法は前回の記事を参照)。この際、Webアプリケーションのポート番号を「2327」に設定しておくと、その後がスムーズになります。PetShopの実行が確認できたら前回の記事に付属のサンプルをダウンロードし、解凍したうえで「CodeZineSampleWebTest.sln」を開いてください(この時点でPetShopを読み込んでいるVisual Studioとサンプルを読み込んでいるVisual Studioの2つが起動することになります)。ソリューションを読み込み終わったら、「WebTest1.webtest」を開くと図1のような画面が表示されます。

図1:WebTest1.webtestを読み込み実行する
図1:WebTest1.webtestを読み込み実行する

 ここで[テストの実行]を選択し(図1)、Webテストが正しく実行されることを確認してください。Webテストが正しく実行されると図2のような画面が表示されます。

図2:Webテストの実行結果
図2:Webテストの実行結果

 Webテストの実行まで確認できれば、今回の記事の内容を実行するための準備は完了です。もし、Webテストの実行がうまくいかない場合には、PetShopサンプルアプリケーションのポート番号を確認してみてください。それでもうまくいかない場合には、前回の記事を参考に一からWebテストを作成してみてください。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト りばてぃ/FUJIKO/ナオキ(リバティ, フジコ, ナオキ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/2245 2008/08/26 14:05

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