各ウィンドウの使い方や移動方法がわかったところで、アプリケーションの作成に進みましょう。まずは、開発対象のプロジェクトを作成します。VS2010のメニューから「ファイル」→「新しいプロジェクト」を選択します。図5の「新しいプロジェクト」ダイアログが表示されるので、「Windowsフォーム アプリケーション」を選択し、下部の名前欄に「Calculator」と入力して「OK」ボタンを押します。

図5●「新しいプロジェクト」画面。「Windowsフォーム アプリケーション」を選択し、プロジェクトの名前は「Calculator」としよう
図5●「新しいプロジェクト」画面。「Windowsフォーム アプリケーション」を選択し、プロジェクトの名前は「Calculator」としよう

VS2010のプロジェクトを作成する

 プロジェクトが作成できたら、一度ディスクに保存しておきましょう。ソリューション エクスプローラーで「Ctrl+S」(Ctrlキーを押しながらSキーを押す)を実行します。「プロジェクトの保存」ダイアログで、適当なフォルダを選択して「上書き保存」ボタンを押します。ここでは、デフォルト設定の、C:\Users\ユーザー名\Documents\Visual Studio 2010\Projectsに保存しました*5

 保存が完了したら、ソリューション エクスプローラーでCalculatorプロジェクトを右クリックしてコンテキストメニューを開き「プロパティ」を選択します。プロパティ画面が開いたら、左側の縦に並んだタブから「アプリケーション」を選択します。「対象のフレームワーク」の欄を見ると、「.NET Framework 4 Client Profile」が選択されていますが、ドロップダウンリストを見ると、図6のように.NET Framework 2.0なども選択できるようになっています。

図6●VS2010では、.NET Frameworkのバージョンを、2.0~4まで選択できる
図6●VS2010では、.NET Frameworkのバージョンを、2.0~4まで選択できる
[画像のクリックで拡大表示]

 VS2010では、.NET2.0~4の開発がサポートされています。今回は、.NET Framework 4を使うので、デフォルトのままで構いません。なお、有償版を利用する場合は、プロジェクトを作成する段階で、対象の.NET Frameworkを選択できます。