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実例で学ぶASP.NET Webフォーム業務アプリケーション開発のポイント

3層データバインドを正しく活用しよう(後編)

実例で学ぶASP.NET Webフォーム業務アプリケーション開発のポイント 第2回


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 本連載ではツールやフレームワークの機能を最大限利用しつつ、保守、開発効率を意識したWebフォームアプリケーションを開発する方法を学んでいきます。第2回の今回は、前回に引き続き三層データバインドの実装方法を学んでいきましょう。

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三層データバインドの実装方法

 それでは、今回はデータアクセス層の作成から続けていきましょう。

データアクセス層の作成

 前回でエンティティが準備できましたので、次は実際にデータアクセスを行う、データアクセス層を作成していきましょう。

 なお、データアクセス層の実装にはリポジトリパターンを適用し、ビジネスロジック層から直接Entity Framework(EF)を用いたデータアクセスを行わないようにします。

図1 リポジトリパターン
図1 リポジトリパターン

 リポジトリパターンを使うことで、アプリケーションコードからはデータベースにアクセスするように、テストコードからはモック(注1)を使いダミーデータのやり取りをするようにできます。これにより、実際にアプリケーションを動作させずに、ビジネスロジックの開発を効率よく進めることができます。

注1

 モックの作成にはMoqやMolesといったライブラリを利用すると便利です。

 では、データアクセス層を実際に作成していきましょう。

[1]データアクセス層プロジェクトを作成する

 ソリューションに"MRRS.DAL"という名前でクラスライブラリ プロジェクトを追加します。

[2]EFをプロジェクトに組み込む

 NuGetを使いEntity Frameworkをプロジェクトに組み込みます。[NuGet Package Manager Console]を開き、以下のコマンドを打ち込みます。

Install-Package EntityFramework

 もしくは、[Manage NuGet Packages]ダイアログで、"EntityFramework"で検索して追加します。

図2 NuGet Package Managerを使ったEntityFrameworkの追加
図2 NuGet Package Managerを使ったEntityFrameworkの追加

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 高野 将(タカノ ショウ)

<個人紹介>新潟県長岡市在住の在宅リモートワークプログラマー。家事や育児、仕事の合間に長岡IT開発者勉強会(NDS)、Niigata.NET、TDDBCなどのコミュニティに関わったり、Web記事や書籍などの執筆を行ったりしている。著書に『アプリを作ろう! Visual C#入門 Visual C# 2017対応』(日経BP社、2017)など。<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

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